今回は、ランニングでハムストリングスの肉離れを経験し、痛みは消えたけど歩き方に違和感が残る選手のメディカルパーソナルについてご紹介。
ハムストリングスの肉離れは太ももの裏を痛めるケガで、昔は短距離選手に多かったですが、最近は厚底カーボンシューズの影響で中長距離選手にも増えています。
重症度の判定は仰向けに寝て脚を挙げてみて、70°まで挙がれば軽傷、30~70°で痛みが出れば中等症、30°以下なら重症です。治療期間は軽傷で1週間、中等症は4週間、重症なら12週間ほど。
今回の選手は軽傷なのに重症のような歩き方。その原因は「筋膜の癒着」かもしれません。大腿筋膜張筋と外側ハムストリングスが癒着していると、正常な動きができなくなります。
まずはマッサージガンなどで癒着をほぐします。次に、ゴムチューブを使って骨盤を安定させたまま後ろに蹴る動作や、ステップ台で片脚踏み込みと反対脚の振り上げの同期動作を左右10回ずつ行い、正常な動きを体に覚えさせます。
最後に、歩く時は脚を着いた瞬間に反対脚を素早く振り上げる意識を持ちます。今後もバランスや筋力の左右差を改善するためにセッションを数回継続していきます!
肉離れ後の違和感で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください!臨床風景動画👇
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