こんにちは!理学療法士ランナーの大森です!当店はランニングの動作分析だけでなく、肩・腰・膝痛を運動で根本改善するサービスもやっております!今回は左股関節付け根の痛みを運動で改善したい60代後半女性についてです。動画はこちら↓
https://youtube.com/shorts/d_iWk8j4TCA?si=Bj7Y_YuZ1U7QRwX6
症状
・2024年7月頃から左股関節外側が痛み始めました
・階段後段時に支えになった際、また仰向けになって膝を伸ばす動作や、靴下を履く動作でも同部位が痛みます
・同部位を下にして寝た際も痛みがあります
理学療法評価(特徴的なもののみ抜粋)
・パッシブ(他人が操作する)股関節外旋で痛みはありませんが、内旋で痛みが出ます
・SLR(片脚を挙げる動作)で大腿骨頭が前方に押し出されます
・腸腰筋の収縮を入れた後の股関節曲げ伸ばしはいくらか痛みが減ります
原因;大腿筋膜張筋のスパズム(緊張)と考えました
機序;大臀筋上外方が短縮し大腿骨頭が前方に押し出されることにより、立位時、中臀筋ではなく大腿筋膜張筋の緊張にて荷重していたと推察しました。
運動処方
・大臀筋の短縮を「マッサージガン」等で解消する※痛む部位自体は強い圧で刺激しない
・大臀筋の短縮改善と腸腰筋の収縮を意識した「四つ這いしゃがみ込み」※脊柱(背骨)はまっすぐをキープ
・普段から「中臀筋」を意識して立つ習慣※ややトレンデレンブルグ兆候(反対側に骨盤が倒れる)傾向がある
といった宿題を出させていただきました。遠方にお住まいのため頻繁に通うことは難しいですが今後も経過をチェックします。アフロについてはこちら↓